
こんにちは、トーリンホームです!
皆さまからのご質問が多い「性能をどこまでやればいい?」という内容。
各住宅会社さんがそれぞれ性能についてご提案されていますが、実際どこまでやれば安心なの?という明確な基準がないことも事実。
皆さまかなりお悩みになられるポイントです。
そこで今回は耐震性能についてお話しします!!
地震のニュースを見るたびに「やっぱり強い家がいいよね」と感じる方は多いと思います。
特に近年では大きな地震のニュースや連続する地震も多く、特に東海エリアにお住まいの方は不安に思われているのではないでしょうか?
私も子どもの頃から「東海地震が来る!」と何度もニュースで見てきましたが、今でもまだ大きな地震が来ていません。その分更に怖いのですが…
でも実は、「耐震等級3だから安全」とは言い切れないことをご存じでしょうか?
今回は、“本当に地震に強い家とは何か”を、少し専門的な視点も交えてお話ししていきます💡
耐震等級の基本をおさらい
住宅の「耐震等級」は、建物が地震にどの程度耐えられるかを示す国の基準です。
等級1〜3まであり、等級3が最高ランク。消防署や警察署など、防災拠点と同等の強さです。
等級 | 基準 | 想定される被害 |
---|---|---|
等級1 | 建築基準法レベル(倒壊はしない程度) | 大地震後に補修・建替えが必要な場合も |
等級2 | 等級1の1.25倍の強さ | 大きな損傷は抑えられる |
等級3 | 等級1の1.5倍の強さ | 防災拠点と同等、倒壊リスクは極めて低い |
「耐震等級3でも壊れる可能性がある」って本当?
実は「等級3=絶対安全」ではありません。
たとえば、2016年の熊本地震では「耐震等級3」の建物でも倒壊・損傷した例がありました。
これは、設計時に想定されていない地震動(連続地震など)や、建物のバランス・施工精度が影響したためとされています。
つまり、等級3という“数字”だけでは安全を語れないということです。
多くの住宅では「壁量計算」によって等級3を取得していますが、壁量計算は壁の本数によって判断されるため、建物全体の力の流れ・ねじれ・接合部の耐力までは分かりません。
そこで重要になるのが構造計算、「許容応力度計算」です📐。
これは、建物にかかる地震や風の力を数値で解析し、柱・梁・基礎・金物に至るまでどのくらいの力が作用しているかを確認するもの。
簡単に言えば「地震に対してどこまで耐えられるか」を理論的に証明する計算です。
トーリンホームの耐震へのこだわり
トーリンホームでは、もちろん全棟で耐震等級3を標準採用。
さらに、阪神大震災級の地震に5回以上耐えられるという独自の耐震シミュレーションを実施しています。
これは、数字上の等級に加えて「実際に地震が来たときどう動くか」を確認する取り組みです。
さらにさらに、全棟に地震保証を付帯(10年間)。
もし地震で建物に損傷が生じても、保証制度でしっかりとサポートします。
つまり、「構造計算」「シミュレーション」「保証」の3つを揃えることで、安心を“可視化”しています。
“制震”でさらに上の安心を
地震対策には「耐震」「免震」「制震」という3つの考え方があります。
(免震は近年住宅ではあまり採用されない技術となっています)
トーリンホームでは、耐震性能の高い構造を担保しつつ、繰り返し地震にも強い制震ダンパー「evoltz」を採用。
これにより、建物の揺れを最大50%程度軽減し、構造体の劣化を防ぎます。
耐震等級3+構造計算+制震ダンパーという3段構えの対策で、
「一度の地震に強い」だけでなく、「繰り返し地震にも耐えられる家」を目指しています🏠
まとめ
- 耐震等級3は“最強ではなく、基準値”
- 本当の安心は、構造計算+シミュレーション+保証のセットで得られる
- 繰り返し地震に備えるなら制震ダンパーの導入も効果的
単純に「耐震等級3だから安心!」という訳ではないということを覚えておいて頂けると良いかと思います。
特に「自分が建てるお家が一体どのくらい強いのか?」は必ず確認するようにしましょう!
家族を守る家の「構造」は、数字だけでなく中身が大切。
トーリンホームでは、全棟で“構造の見える安心”をお届けしています💪
私たちトーリンホームは愛知県東三河エリア(豊橋市・豊川市・新城市・田原市・蒲郡市)、岡崎市、浜松市を中心に、完全自由設計の注文住宅を手掛けている工務店です。
高気密高断熱でメンテナンスコストや光熱費を抑える「お金の貯まる家づくり」を、安心価格でご提案しています。
勿論、耐震・耐火性能も高く、全棟第三者機関の監査を実施した安心安全な家づくりをご提案いたします。
ローンのご相談や土地探し、リフォーム・リノベーションのご相談も承っています。
豊橋市牟呂町にオープンした豊橋スタジオやまちかど展示場に是非一度遊びに来てください!
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